第48回日本体外循環技術医学会大会

大会長挨拶

この度、第48回日本体外循環技術医学会大会を2023年10月20日(金)〜21日(土)の日程で、仙台国際会議場にて開催させていただきます。宮城での開催は3回目となり、2010年の第36回大会以来13年ぶりの開催となります。この栄えある本医学会大会の大会長を務めさせていただくことはとても光栄でありますとともに大変身の引き締まる思いであります。皆様に心より感謝申し上げます。

今大会は第76回胸部外科学会定期学術集会(統括会長 東北大学病院 心臓血管外科 齋木佳克教授)10月18日(水)〜21日(土)会期中の同会場にて同時開催という形で行わせていただきます。我々臨床工学技士(Perfusionist)だけではなく我々のコンダクターである胸部外科の医師の方々とともにお互いが相まみえるディスカッションの場や、的確なサジェッションなどをいただける数多くのセッションなどを開催出来ればと思っております。

今大会のテーマですが 共闘〜責任と使命を果たすために〜 Catch the Futureといたしました。今大会が胸部外科学会との同時開催ということもございますが、Perfusionとは我々だけでは成し得ないということ、心臓血管外科医、麻酔科医、看護師、その他のメディカルスタッフと共に力を合わせ初めて成しえることであり、患者も含めみんなで闘ってこそ治療が完遂するということをもう一度考えたいと思っております。そして我々Perfusionistとして行わなくてはならないこと、やるべきことを見つめ直し、患者のために行うPerfusionとは何かを、みなさんとディスカッションできる場にしたいと思いテーマといたしました。最後にCatch the Futureと続けたのは、ここに来て心臓外科に関連するテクノロジーは目覚ましいスピードで進歩を続けております。心臓外科領域の経皮的な治療を筆頭に、ロボット手術、手術手技のハイブリット化、人工心肺装置の高度なICT化など、我々はこれを率先して熟知し、新たな治療戦略の武器とし使いこなすことによって、未来を掴み取る・未来への治療へと繋げるという意味を込めました。

みなさんの未来へ通過点として、この大会が有意義な大会となるように開催委員の東北地方会一丸となって準備して参りますので、木々が色づき始めた秋の仙台へ是非ともいらしていただけたらと思っております。美味しいものがたくさんある宮城です。4年ぶりの懇親会の開催も予定致しておりますので、みなさまのお越しをお待ちいたしております。

第48回日本体外循環技術医学会大会
大会長 尾越 登
仙台市医療センター 仙台オープン病院